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陶芸体験 聞きかじり | |||||
焼き物つくりの手順 | |||||
1.土練り(粘土の硬さを均一に) 菊練り=粘土内の空気を抜き、土の硬さを均一にする。 ↓ 2.成形 (粘土で形を作る) ↓ 3.乾燥 (日陰で約1〜2週間 大きいものほどゆっくり時間をかける) ↓ 4.窯詰め (隙間なく効率よく、棚の中に組んで詰める。くっついてもよい) ↓ 5.素焼き (750℃ 約10時間かけて焼く いわゆる土器の状態) ↓ 6.窯出し (約1日後 温度が100℃に下がってから) ↓ 7.施釉 (釉薬を掛ける ガラス状に熔ける皮膜をつくるのが釉薬) ↓ 8.窯詰め (作品同士がくっつかないように) ↓ 9.本焼き (約14時間 1230℃まで温度を上げる) ↓ 10.窯出し (1〜2日後、窯の中の温度が100℃以下に下がってから) ↓ 完成 |
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陶芸3原則(粘土の扱い) | |||||
●粘土の中に空気を入れない→焼くと膨張して割れる ●余分な水を使わない→土の水分が多いとゆがんでくる ●作品の厚さを一定にする→場所によって収縮率が違い割れたり、ゆがむ |
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粘土の種類 | |||||
代表的な使いやすい粘土 ●白並土・・・きめ細かく滑らか。濡れているときは灰色、焼くとクリーム色 ●白荒土・・・粘土の中にすながまざっていて、ざらざらしている。粒子が粗いので水を吸収しやすい。 ●赤並土・・・鉄分が多く入っており、焼くと茶色になる。白並土や白荒土に比べると水を吸収しにくい。 ●赤荒土・・・白荒土と同じように粘土の中に砂が混ざっていて、粘土の中に鉄分が多く入っている。 |
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成形の方法 | |||||
●タタラつくり (湯呑みをつくりました) |
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●手びねり (鉢ものをつくりました) |
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●ひもつくり (花瓶をつくりました) |
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釉薬掛け | |||||
●釉薬とは・・・ 釉(うわぐすり)ともいいます。 陶器の表面の装飾と吸水性をなくす目的で、硬さ、緻 密性を与えるために 薄いガラス質に熔けるもの。 |
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●釉薬の種類(公開セミナーで使ったもの) 石灰透明釉・・・透き通ったガラス質 石灰荻釉・・・艶のある白色 飴釉・・・艶のある茶褐色 天目釉・・・艶のある黒 酸化青磁釉・・・薄い緑 黄瀬戸釉・・・薄い茶色 |
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下絵付け | |||||
●「呉須」という下絵具をつかいました。 呉須・・・・コバルト化合物を主成分とする顔料。焼くと青、藍色に発色します。 少量の水で薄め加減して色の濃淡をつくります。絵付けは間違えないよう一発勝負!! |
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窯 | |||||
●窯の種類 ガス窯・・・都市ガス、プロパンガスを使用して焼成する。灯油窯より燃料代がかかる 灯油窯・・・灯油を燃やして焼成する。燃料代が他と比べて安く上がる。 電気窯・・・電熱線で周りから熱を加えて温度を上げて焼成する。 ●ゼーゲルコーン(ゼーゲル錘) やきものと同じ原料(珪酸・珪酸塩・アルミナ)で出来ている細長い三角錐形の高温測定器。 温度が上がるにつれて軟らかくなり三角錐が熔けて倒れる。倒れ加減で温度がわかる。 倒れる温度により番号がついている。SK022(600℃)〜SK42(2015℃)まで59種類がある。 ●本焼きの種類 酸化焼成・・・・ 窯に空気を十分に送り、炎を完全燃焼させる。素地や釉薬のさまざまな成分と酸素が結合する 還元焼成・・・ 窯に送る空気を制限することで、炎を不完全燃焼にする。 炭素の多い炎が、素地や釉薬に含まれている金属から酸素を奪うので色の変化が現れる。 |
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陶器と磁器の違い | |||||
●磁器 素地は白色で、わずかな透光性があり、吸水性がない。 陶石を主原料にし、長石・カオリン・珪石などを配合している。 硬度は陶器より優れ多くは釉薬を掻けて焼成している。 ●陶器 素地に吸水性があり、透光性のないもの。 粘土を主原料として焼成し、釉薬を掛けるものと掛けずに焼締めたものがある。 |
”駄”作品紹介 | ||
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湯呑み(タタラつくり) 呉須絵付け | 中鉢(手びねり) | |
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大鉢(手びねり) | 小鉢(手びねり) | |
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そばチョコ(手びねり) | 大皿(手ひねり) | |
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花瓶(ひも作り) |